「百姓屋敷じろえむ」さんへ

梅雨の合間の晴れ日和は、南房総市にある「百姓屋敷じろえむ」さんへ。

車を停めたら、築300年の古民家をそのまま残した敷地内へ向かう一本道をゆっくり歩いて。
ニワトリの元気で賑やかな鳴き声が、まず私たちをお出迎えくださいました。

こちらの御屋敷では予め予約をすると、
自家栽培した有機栽培のお米や野菜を使った美味しいお料理を頂くことができます。
是非、皆様にも足を運んで頂きたい、とっておきの場所なのです



お客様は、私たちの他に3組いらっしゃいました。
ゆったりとしたお部屋に、それぞれがご主人の案内通りに通されます。

こちらは私たちがお食事を頂いたお部屋。
柱に掛けられた時が止まったままの古時計のように、時空が止まった部屋で流れる私の時間。

ああ、「サザエさん時空」とはまさにこのことかもしれない!


裂き織のマットが並べられてありました。一枚350円とはオドロキのお値段です。
奥様のお知り合いの方がお作りになられているのだそう。


「とにかく織るのがお好きな方なのです。」と奥様がおっしゃる通り、
お屋敷の随所に裂き織作品が展示販売されていました。





日本家屋の構造によるものでしょうか、
一歩外に出ると灼熱の太陽が降り注ぐ初夏の陽気でしたが、
お部屋は風通しが良くてとても涼しかったです。


おひつに入ったツヤツヤ炊き立てのご飯に、生みたての卵をつけて。
こちらのお米、お米だけでもイケちゃう程の美味しさなのです!
思わず頭を過ったのは、魯山人先生のあの言葉。
「うまいものの極地は米なのである」
くぅー、こんな瞬間思うのです、「私、日本人でよかったー」と(笑)。



お料理は全て、素材から手作りです。
お屋敷で採れたお野菜を使ったお料理が出てくるので、
当然メニューも時期によって変わってくるのだとか。

初めて頂いたお食事もありました。
見た目はおから(卯の花)のようなのですが、実際は牛乳のカス!
(上の写真でいうと、左下の一品です。)
お味はお豆腐のようなチーズのような、なんとも表現が難しいのですが、
コクがあって本当に美味しかった~。
「ラク」ともいうこの地域では昔から伝わる郷土料理で、かの徳川慶喜も大変好んだそうです。
しかし残念ながらこの「ラク」、現在流通はしていないとのこと。
とても貴重なお料理でした。


お屋敷で放し飼いされている鶏ちゃんが生んだ玉子を使った玉子焼き。
味が濃ーい!
もちろん有精卵ですから、体に響くパワーまでもがゴールドです、ゴールド!


玉子尽くし(笑)。おかわりしたご飯は、たまごかけご飯に。
おいしー!!


自家製ソーセージになっちゃったのは、
やはりこのお屋敷で飛び跳ねていた鶏ちゃん。。。
美味しくそしてありがたく頂きました。
改めて思いますが、食って右から左までぜーんぶひっくるめて「命」そのものなんですよね。


山菜のてんぷらはお味噌で。


デザートには、黒米が入ったお餅。
ほんのりとした自然な甘みが、珍しい「場」に興奮した私の脳を鎮めてくれます。


ドアの向こうのお庭には、自然が溢れています。
部屋にいながらにして爽やかな風を感じ、
時折流れる蓄音機の調べに耳が乗ると、
タイムスリップ。鹿鳴館の御婦人方に憧れる錯覚を起こしたり(笑)。

じろえむさん。
また次の季節が来たら是非伺いたい場所です。

コメント

お名前
件 名
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字